GKN Hydrogenとの業務提携契約締結について
ボン (ドイツ) / 東京 (日本), 2023年12月4日
三菱商事テクノスは、水素吸吸蔵合金を用いたGKN Hydrogen製水素貯蔵システムの日本市場での導入と販売に係る業務提携の覚書を締結しました。
水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵技術で世界をリードするGKN Hydrogenと、最先端の産業設備やソリューションの提供を通して製造業のサステナビリティ―に貢献する三菱商事テクノスがパートナーシップを組み、日本の製造業におけるグリーン水素の利活用の促進に挑戦します。
産業機械商社である三菱商事テクノスと、水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵システム技術で世界をリードするGKN Hydrogen (ドイツ)は、GKN Hydrogen製の水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵システムの日本市場への導入と販売を目的として、業務提携の覚書を締結いたしました。
両社は、今回の業務提携を通して、日本の製造業をはじめとする各産業の脱炭素化を実現するグリーン水素の利活用促進に向けて、水素貯蔵ソリューションの普及に取り組むこととしています。水素貯蔵システムの導入から運用までを業務提携の対象としており、設備・工場・インフラ等に於けるCO2排出の削減を通して、お客様の持続的な成長に貢献することを目標としています。
水素貯蔵システムの適用事例として、送電網を使用できない分散型の住宅やビルへのエネルギー供給、電気自動車の充電インフラ、病院・データセンター・通信施設向けの非常用電源などが挙げられます。また製造業に於いては、金属加工、食品/飲料製造、ガラス製造等で使用されるボイラやバーナーのクリーン燃料となる水素ガスの貯蔵用としても、水素吸蔵合金は非常に適しており、これら用途での活用について、両社で検討していくこととしております。
【GKN Hydrogenについて】
GKN Hydrogen は、グリーン水素貯蔵技術でカーボンニュートラル実現を支援しています。同社は、再生可能エネルギーや水素を利用する為のシステムとソリューションを開発・販売しています。同社の水素貯蔵システムはコンパクトな設計で、再生可能エネルギーから作られるグリーン水素を水素吸蔵合金に長期間ロスなく貯蔵します。要件に応じて、グリーン水素はそのまま燃料として使用することも、電気と熱に変換して使用することも可能です。 GKN Hydrogen は、自動車分野に特化したエンジニアリング グループである
Dowlais の一員です。
【GKN Hydrogen CEO:Guido Degen氏コメント】
「水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵技術でカーボンニュートラルを推進する私たちにとって、日本は非常に魅力的な市場であると感じています。三菱商事テクノスとの業務提携を通して、水素貯蔵ソリューションのみならず、CO2削減に課題を抱える多くの産業に対して、包括的な脱炭素ソリューションを提供していきたいと考えております。三菱商事テクノスは、その実現のための力強いパートナーであると確信しております。」
【GKN Hydrogen問い合わせ先】
担当者:Dirk Bolz (マーケティング&セールス ディレクター)
Email: dirk.bolz@gknhydrogen.com
【三菱商事テクノスについて】
三菱商事テクノスは、三菱商事グループの産業機械商社です。産業設備を中心とした幅広いソリューション提供を通して、製造業のお客様の生産性向上と事業の成長を支援しています。三菱商事テクノスは、カーボンニュートラル社会の実現に向けEX(エネルギー・トランスフォーメーション)・DX(デジタル・トランスフォーメーション)を一体で推進する三菱商事グループの一員として、日本の産業分野におけるグリーン水素のインフラ整備を推進しています。
【三菱商事テクノス 代表取締役社長 島津昌孝コメント】
「私たちは製造業のお客様に対する最適なソリューション提供を通して、製造業の発展に貢献して参りました。カーボンニュートラルの実現に向け、私たちがこれまで培った日本の製造業における知見とGKN Hydrogenの高い技術力を活かして、お客様にとって最適な水素貯蔵ソリューションをご提供致します。GKN Hydrogen製の水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵システムは従来の貯蔵方法と比べ安全性が高く、様々な用途に用いることができます。私たちはGKN Hydrogenとの業務提携を通して、日本の製造業の脱炭素化に貢献できると確信しています。」
【三菱商事テクノス問い合わせ先】
担当者:製造ソリューション部長 切通良太
Email: ryota.kizushi@mmts.co.jp