1.提案・ヒアリング

長年お取引しているお客様へ従来工法(除去加工)とは全く異なるアディティブ製造(付加製造)、当社東京CECでのAM(Additive Manufacturing)ワンストップソリューション、アフターサービス体制についてプレゼンを行ったところアディティブでなければ製造できない製品形状の検討要望・一体化や軽量化など新商品開発における設計課題が判明し、また、試作・開発に金型製造が必要であり納期・コスト面でのお客様の課題も判明した。

2.引合い・秘密保持契約

お客様の開発部門より装置導入検討を視野に入れたテスト造形の引合いを得たが、合わせて機密情報の取り扱いについて秘密保持契約締結の相談を受ける。

3.打合せ

秘密保持契約の締結が完了し、お客様が検討しているアディティブ製造用の3Dモデルデータ、その他検討資料を受領。3Dモデルデータやお客様の検討資料を基に詳細をヒアリング、要求事項の確認打合せを実施。
打合せ内容を元にアディティブ製造に於ける造形姿勢やサポート生成、一体化、軽量化を検討し造形修正案を提示。合わせて懸念点などの説明を行い、ポイントのすり合わせを行う。

4.テスト造形

綿密なすり合わせを行った結果、当社の提案内容にお客様の同意を得ることが出来た為、テスト造形を実施。精度・硬度・強度などの検査を行いお客様へ納品、お客様では各種検証を実施。検証の結果、良好な結果が得られ次のステップとして装置導入検討を開始。

5.装置仕様・オプション選定

当社東京CECに設置している実機確認も踏まえて詳細仕様・構造の説明を行いオプション選定を行う。当社のAMエンジニアもお客様との打合せに同席し、導入後の運用面、懸案点の質疑応答を行い、詳細すり合わせを行っていく。当社のアディティブ専門拠点:東京CECには金属AM装置(金属3Dプリンター)のみでなく、AM関連装置、各種測定機器も設置しておりAM装置本体だけでなく合わせてAM関連装置・測定機器・開発商品販売も行っている。

6.装置受注

設備仕様が確定し、お客様より発注いただき、CL社(Concept Laser社)へAM装置手配を行う。AM装置は3~6カ月程度納期が掛かるが、その間もお客様要望により当社東京CECにて実機の確認やテスト造形に対応。

7.装置納入・据付

AM装置の据付・操作指導は当社AMエンジニア、状況により業務提携先のGE Additiveエンジニアと協力して行う。据付調整完了後は試運転調整、造形テスト、検査を行い検収引き渡しとなる。

8.新たな付加価値

アディティブ製造という従来工法とは全く異なる新たな製造方法の導入により、従来工法では決して製造出来なかった製品が生まれ、付加価値が生まれる。
「ものづくりが変わる、アディティブで変える、MTSが変える」
当社のAMS事業が日本のものづくりに破壊的革新を生み新たな付加価値を生む。製品が生まれ変わっていくことが我々の使命であり誇りである。