1.引合い

以前よりお付き合いのあるお客様の工場に訪問し、当社にて納入した設備の最近の稼働状況やトラブルの有無をヒアリングしていた際、「競合他社と差別化を図るべく、新しい技術での生産方法を検討している為、相談に乗ってほしい。」と新たな引合いを入手。

2.秘密保持契約

お客様の技術開発部の担当者より、「現在検討している生産方法は競合他社と差別化を図る重要な技術となる為、他社にはこの技術内容を口外しないように”秘密保持契約”を締結して欲しい。」と依頼を受ける。

3.打合せ

秘密保持契約の締結が完了し、お客様が検討している生産方法の詳細や今後のスケジュールを確認。早速当社にてこれらの高い要望にも対応できるメーカーを選定・紹介し、お客様を交えて仕様打合せを実施。メーカーからの新しい提案等が盛り込まれ、少しずつ設備の概要が固まっていく中、打合せの内容を記録し関係者に共有するのも当社の重要な役割となる。

4.受注

新しい生産方法の為、様々な取り決めを含めた入念な打合せを重ね、漸く最終仕様が確定。お客様より発注を頂き、メーカーに設備製作着手の依頼を行う。設備製作には半年程の時間を要する為、製作途中での仕様変更や日程遅れ等のイレギュラーが発生するケースもあるが、お客様やメーカーとの相談や交渉を繰り返し、一つの設備を造り上げていく。機械完成後メーカー工場にてお客様を交えた出荷前立会検査を実施。お客様の要求に応じた設備となっているかのチェックを無事パスし、漸くお客様の工場に向け設備の出荷となる。

5.搬入・据付

設備がお客様の工場に到着し、メーカー担当者にて据付作業が開始となる。据付作業に於ける進捗の確認や現場で発生するイレギュラーにも対応し試運転を実施。お客様にて要求された精度、サイクルタイムを満たすことを確認頂き、無事に検収が完了となった。
お客様の新たな取り組みに最初から関わり、共に協力しながら発展できることが我々のやりがいとなっている。