1.問合せ

インドネシアに進出している日系企業のお客様から当社子会社のナショナルスタッフに「製品の販売が好調の為、増産計画があるが、新たな設備投資を行うか、既存設備の改修で対応するか迷っているので相談に乗ってほしい。」という依頼が入った。

2.確認作業・打合せ

早速、当社子会社のナショナルスタッフと邦人駐在員にて、相談のあったお客様の工場を訪問。製造したい製品の仕様、製造個数、精度、強度、設置スペースなどを一つ一つ確認。

3.設備の選定(提案)

結果として、新しい設備導入をしないと、お客様の要望を満たせないことがわかり、東京の本社及び工作機械メーカーと推奨設備の検討に入る。最終的にA社の工作機械とB社の搬送設備を組み合わせ、将来の更なる増産も念頭においた生産性の高い設備を1式で納入することが、お客様の要望に叶うと判断。その後、仕様の確認を何度も重ね、最終仕様が決定。お客様から発注を頂き、機械メーカーA社とB社に手配を行う。機械が完成し、工作機械メーカーの工場にてお客様・当社立会の下、工場出荷前立会検査を実施。細かい点で幾つか改善点の指摘を頂き、改善実施の上、インドネシアに向けて出荷。

4.船積み

インドネシア向けの船積みにあたっては、当社海外子会社、輸送会社とも連携の上、インドネシア側での輸入通関、内陸輸送など、入念に事前打合せの上、取り進める。いよいよインドネシアに出荷した製品が到着するが、道路事情も良くない中で精密な工作機械の輸送には大変気を使う。

5.搬入・据付

機械がお客様の工場に到着し、据付が開始される。据付中の事故も発生することがあるので細心の注意を払う必要がある。日本のB社からは邦人Supervisorを派遣して頂き、当社本社からも出張の上、現地子会社社員と共に据付・調整を進めていく。

6.検収完了

ついに据付・調整完了し、試運転開始。計画していた仕様のアウトプットを出せる目途が立ち、無事に検収が終了。お客様から最初にお話しを頂いてから約7ヵ月。ここで作られたお客様の製品がインドネシアの更なる製造業の発展に寄与することが我々の誇りだ。